はじめに
AWSのRDSを運用する上で、経費削減のためリザーブドインスタンスを購入する機会は少なくないと思います。 今回マルチAZ環境のAuroraインスタンスのリザーブドを購入する際に少し混乱した項目があったので、知見としてまとめます。
前提
- マルチAZ環境のAuroraインスタンス
内容
リザーブド購入画面では「デプロイオプション」という項目が存在します。
結論として、このオプションはマルチAZ環境の場合でも「シングルAZ DB インスタンス」を選択し、インスタンスの台数分を購入して問題ありません。
Auroraクラスタの中に合計2台のインスタンスがある場合、DBインスタンスの数も2台購入する必要があります。
マルチAZのオプションはどうやらRDSインスタンス向けに提供されるオプションみたいです。
実際に購入する際に少し混乱しましたが、シングルAZを選択しリザーブドが反映されていることを確認しています。
公式ドキュメントでも、Auroraの場合は「シングル AZ DB インスタンス」がデフォルトであると記載されています。
リザーブドが反映されているかどうか
実際に購入したリザーブドが反映されているかどうかは、以下手順で確認ができます。
- Cost Explorerのサービスを開く
AWSのコンソールから、Cost Explorerのサービスを開きます。
その後、予約項目の中の使用状況レポートを押下します。
- 時刻の日付範囲とサービスを変更する
デフォルトで日付がずれている可能性があるため、リザーブドを購入した期間の日付に変更します。
また、購入したリザーブドのサービスが異なる場合は合わせて変更します。
今回は RDS Aurora のリザーブドを購入しているため、「Relational Database Service(RDS)」を選択しています。
- 予約使用状況の確認
購入期間とサービスを変更後、予約の使用状況がグラフとして表示されます。
内訳欄にて、使用状況が100%
であればリザーブドが正常に適用されています。
今回はAuroraインスタンスのリザーブドを2台購入し、無事反映されていることを確認しています。
終わりに
今回はAuroraリザーブドインスタンス購入時のオプションについて説明しました。
リザーブドインスタンスは購入キャンセルができないため、実際に購入する前に不明点などを解消してから対応を行うとより安全です。
同オプションで混乱した方がいらしたら、是非参考にしてみてください。